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01/05/27に更新。
寄せ場用語集(生活編)
- アオカン
- 野宿のこと。凍てつく寒空の下で寝るから「青寒」と書くという説と、「青空簡易宿泊所」の略称だと言う説とがある。関西方面では「アオカン」は「野外レイプ」を意味するので、この言葉を嫌って使わない人もいる。
行政やマスコミの用語では「路上生活者」というようだ。
- 生活保護
- 日本国憲法第25条に基づいて「最低限の生活を保証する国の責任」として生活保護法は規定されている。内容は、生活扶助、住宅扶助、教育扶助、医療扶助、出産扶助、生業扶助、葬祭扶助の7種類に分かれる。
現実には福祉事務所の窓口で要件を満たすかどうかをしつこく調べられたり(なぜ働かないのか」とか)、いやな思いをすることがあるので「福祉の敷居は高い」「福祉の世話になんかなりたくない」と言う人もたくさんいる。また「失業」を理由にして生活保護は受けられない。実態は、「何らかの病気」を持っていない限り、生活保護を受け続けることができない。最大の欠陥は、住所が定まっていないと受けられないことだ。川崎の人民パトロールでは、「ドヤを決めてから来なさい。そうすれば面倒をみる」「本籍地に戻ればいい」等と福祉事務所に言われたという野宿者に多く出会っている。
- ドヤ
- 簡易宿泊所のこと。宿(やど)を「人が住むところではない」と自嘲的に逆さまに読んだのが始まりといわれる。
寿は1955〜65年頃にできた新しいドヤ街である。門限がない、靴などを途中で履き替えることなく自分の部屋まで行ける、などは他のドヤ街と違う特徴である。その意味で、宿泊者は「客」ではなく「住民」であり、ホテルよりもアパートに近い。恐らく、港湾労働の形態に合わせてそうなったものだろう。
- ドヤ券
- 横浜市中福祉事務所の発行する宿泊チケットのこと。1,400円までのドヤに宿泊できる。しかし自分でドヤをぐるぐる回って探さなければならない。部屋が空いていても帳場が断ることもあり、泊まれない場合(「カラ券」)もある。
- 日雇労働者特例健康保険
- 社会保険や政府管掌保険の日雇い労働者用の制度。しかしほとんど使われていない。掛け金は労働者と業者の折半負担だが、印紙代は高く、土木建設業で加入している業者は少ない。2ヶ月で28枚を集めた場合に限り制度が利用できる(集めないと掛け捨て)が、その際には「日雇労働者特例健康保険手帳」とは別の健康保険書をもらわなければならない。日雇い労働者の多くは国民健康保険に入っている。
- パン券
- 横浜市中福祉事務所の発行する買い物チケット。たばこ と酒以外を所定の店で買うことができる。ただし、労働者が使える金額は、1日1枚でたった660円(消費税を含めて679円)でしかない。
- マグロ
- 路上強盗のこと。山谷では「シノギ」と言う。出張仕事の帰りなどまとまった現金を持っている労働者や老人や身体の悪い人を計画的に狙い、暴力で金品を巻き上げる。皆にとって絶対許せない存在。見つけたら、皆の怒りを自身の身体で分かっていただく。
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